肋間神経痛の症状でみぞおちが痛い
肋間神経痛の症状で「みぞおちが痛い」というのはめずらしくない・よくあるケースです。
神経学的にいえば胸椎(脊椎の胸の部分)でなんらかの異常が起こっていることが主な原因とされます。
理由としては肋骨まわりやみぞおちの神経は胸椎から分布しているからです。
胸椎からでる神経は背中から胸・胸の真ん中、みぞおちまで広く分布しています。したがって肋間神経痛ではこれらの部位が痛くなるのは当然のことなのです。
肋間神経痛の症状 息苦しい
肋間神経痛をうったえる方で「息苦しいんです」という人もいらっしゃいます。肋間神経痛と息苦しさはまったく関連がないように思えますがそんなことはありません。
ちょっとおおげさな話かもしれませんが、人間はなにかしら痛み・苦痛がくわわると無意識にそれらを抑制しようという反応があります。
たとえば足首を捻挫してしまった場合、通常の歩く姿勢は困難です。しかし我慢すれば通常の姿勢で歩くこともできます。
これは捻挫した部分に負荷をかけると「症状を悪化させるから。痛みが増強するから。」という理由で無意識に足首の負担を減らしているのです。
肋間神経痛と息苦しさも同じことです。人によっては普通に呼吸するだけでも痛みが出たり、増強することがあります。深呼吸などもってのほかです。
そういった場合、痛みを出したくない・軽減したいがために無意識に呼吸を浅くしてしまうのです。
呼吸が浅くなれば肋間筋・肋骨の動きは少なくなるため当然痛みも抑制することができます。こういった理由なのでとくに心配する必要はないといえます。
ただし、息苦しさすべてが肋間神経痛を抑えるものだというわけではないことは当然ですので、あまりに息苦しさを感じるのであればすぐに病院へ行ってくださいね。
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